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2009年10月30日 (金)

能登演劇堂で観たマクベスは圧巻!

あなたは、「能登演劇堂 http://www.engekido.com/の舞台の素晴らしさを、ご存知でしょうか? 舞台奥の壁に扉があり、その観音開きの扉が開いて、大自然の森が動き、本物の馬が荒野を駆けるんです!!  200910271724000

2年前、花嫁暖簾で話題の一本杉通りの旅取材で、ご縁があって、私はこの19日と20日、加賀友禅染作家の志田弘子さんとの再会を愉しみに、彼女の住む能登・七尾への一人旅に出かけました。

一番の目的は、先ほども書き出したように、素晴らしい舞台装置と仕掛けのある能登演劇堂での舞台観賞を、志田さんとご一緒にしたかったこと。しかも、欲を言うならば、この舞台で、仲代達矢さん出演の無名塾公演のマクベスを観賞できることが叶うならば、なんて素晴らしいことかしらと切望しての、女一人旅でした。

ありがたいことに、志田さんの住む七尾市に、憧れの能登演劇堂があり、彼女のお陰でチケットがギリギリ完売2日前にゲットできたことです。9月~11月迄の、3ヶ月ものロングラン公演とはいえ、このマクベスは全国からファンが注目の舞台で、チケットがなかなか取れない!!すがる想いで、チケットを頼み、2枚取れたよのmailの朗報に喜んだ私は、夢は思い続けたら、いつか叶うものだと信じます。

CASTは、主役のマクベスの仲代達矢、共演のマクベス夫人に、若村麻由美。そして、無名塾の若き役者たち。客演には、門番役の山谷初男を迎え、見事な舞台構成と演出で、魅了された2時間半。マクベス夫人には、名前はなく、「かわいいお前」と、マクベスに呼ばれるだけという台本に描かれた夫人は、果たして本当に存在したのか。それとも、マクベスの脳裏に描かれた女性だったのか。シェイクスピアの台本は、謎に包まれています。

マクベスという芝居は恐ろしい。一人の武将が、凱旋の途中に、荒野で魔女の囁きにそそのかされ、国王殺害の想念に苛まされ、愛する妻のために、暗殺を成し遂げたものの、呪いが襲い掛かり、自身も破滅していく。 その舞台の山場で、この能登演劇堂ならではの、仕掛けが現れます。そうです!舞台奥の壁だと思っていた重い鉄の扉が開くと、森が動き、サラブレットに跨ったマクベスや兵士たちが颯爽と登場します。200910271722000 遠くには、篝火が燃え、S字を描くように、優雅に、壮大に、本物の馬が兵士たちを乗せて、勇壮に駆ける様は、観たものでなければわからない感動の坩堝に化します。

志田さんと、お互いに手を握り合い、この夜の舞台の感動を共感できたこと。 私には、志田さんに逢えた2年前のあの晩秋の日から、偶然ではなく、必然のこととして、道がつけられていたとしか想えません。あの2年前、最愛の母を看取った年末、他のお仕事を全てお断りしていたにも関わらず、この能登への旅取材、それも降って湧いたかのような突然の依頼で助っ人的に受けたにも関わらず、受けて出逢えて、旧知の友のように親しくなれた志田弘子さん。彼女の存在がなければ、私は、この仲代達矢主演のマクベスの舞台を、この能登演劇堂で鑑賞することは不可能でしたもの。呼ばれたのですね、マクベスに、私も、「嗚呼、かわいいお前よ」と。

マクベスカラーに因み、私が手土産に持参したワインレッドの葡萄酒は、今宵の、美酒に選び乾杯した赤ワイン。まさしく、舞台で血に染めた手のように、滴る雫は恐ろしくも妖しい魅せられた魂の煩悩でした。

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コメント

近くにいるので   能登演劇道で 何回か 仲代さんの劇を鑑賞しました。正直少し 構えなければ見れなかったので・・ 今回どうしようかな・・と迷いつついたのですが・・・  遠く三重県から 瞑さんが 訪れてくださって ご一緒できて・・・ 見ることが出来てよかった・・・
今までで1番 よかったです  何度も様を変えつつ開く舞台装置は 知っているわたしでさえも 魅せられてしまい。。大掛かりな舞台の面白さを伝えてくれました。真ん中ぐらいのいい場所だったのできれいに見えたのですが  オペラグラスで見た 若村さんの表情や 仲代さんの表情にも 魅せられ続けました。  七尾の街中もまた佐藤勝彦さんの作品を探しつつ、2人で駆け抜けましたね. 伊賀の忍者か 詩の中の魔女か・・・・思い立ってよくぞ遠い能登の田舎町に、おまけに信じられない良いお天気をつれて・・・。赤いワインの濃い残り香を残しつつ・・・・あっという間の 2日間でした.。有難う       ヒロ

Dear ヒロ(弘子さん)

たくさんの素敵なコメントをありがとうございます。
私の方こそ、あなたのおかげで、どんなにか、
今回の一人旅が素晴らしいものになったかは計り知れません。
人脈が宝が私の信条。そのことをヒロも、七尾の人たちも、
全て兼ね備えていてくれる。だから、仲代達矢さんも、この地に
能登演劇堂を建てた。そうしたくなる空気が七尾にはあります。

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