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2009年10月 4日 (日)

巻紙に芳しい薫りを添えて。

奉書でお祝いの言葉をしたためる。そんな時代錯誤なこと…を、
私自身がサプライズな贈物として、差し上げたくなった切っ掛けは――。

P1090785_edited01_4 この奉書は、和紙手漉きの巻紙です。ご覧のように、見て取れるように、お贈りした主は、茨木大光さま。
差し出したのは、長月瞑。私自身の筆文字直筆です。

このブログでもご紹介しております茨木大光さんの新曲CDリリース発売記念パーティーが去る9月11日に金沢スカイホテルで盛大に開かれました。その宴席に、作詞をさせて頂いた私自身が馳せ参上できない実状(翌日からLIVEツアーを控えていた為)を酌んで、大光さんから、面倒だろけど、パーティで紹介したいから、メッセージを送ってもらえないだろうかね?と事前にmailが入りました。

そんなことを言われなくても、当然のごとく私は何らかの形でその席にお祝いのキモチをお届けしようと密かに企てていたのですがね。(苦笑) 見事に、当てが外れて、サプライズなことができないうら寂しさに、なんとかもっと効果的な方法で、大光さんも喜んでもらえ、会場のみなさんもアッと驚くことができないものだろうかと、その日から私の丸秘作戦は、当日に向けて徐々に水面下で着実に忍び寄っていったのでございます。伊賀ですゆえ、伊賀忍者、くノ一の芳香忍法をつかって、ちょっとくすぐったい作戦を遊び心でしたくなりました。P1090783_edited02_2
で、どんなことを?と申しますのは、生まれ故郷の伊予の國(愛媛)、手漉き雲竜柄の巻紙に、筆文字の墨字で、主人が昔、趣味で作っていた篆刻の遊び印を、朱印で、ぽんぽんと押して、彩りを散りばめました。さらに、遊び心で、お祝いの恋文には、匂いたつような姫君の存在も必要かと企み、平安の源氏物語に登場するような文に香りを添えてみたのでございます。

この効果は、自分が考えも及ばないほど、見事に花開いたのございます。これは、後日、大光さんから聞いた話ですが、当日、会場では、この奉書の巻紙を、有名な地元のプロの司会者の女性が読み上げてくださり、読み進むたびにハラリと垂れる奉書に、会場のお客さまは、目を引かれ、紐解いた瞬間に芳しい香りが匂いたったというのです。

そうなんです。香りは、アロマの精油でも私好みの和風の色香を添えました。どんな香りかは、その名前はお教えできませんが、大光さん曰く、最初に嗅いだ途端に、なんともいえない、未だかつて嗅いだことのない匂いが立ち込めたと申します。ですから、その場に私は存在しないのに、どのような衣装で現われてもこれ以上の効果はでないであろうかと思えるほど、残り香のごとく、香りは、居ないはずの私が見えて、見えないはずの私がその会場に現われたような錯覚に陥るのです。自分で仕掛けておきながらも香りって、凄いと心底、魅了されました。

このような遊び心は、あの平安の姫君と光源氏が、交わした恋文のやり取りでございます。過日観た、白石加代子さんの源氏物語の中でも、香の持つ秘めやかな厳かな逢瀬は、どんなにかその当時の殿君を有頂天にさせたことでしょうか。衣を脱いだ残り香に漂う香りは、その姫君そのもの。香りを抱いてみたくなる。ええ、そんなことも頷けるような、芳しい薫りの存在は、このように、忘れられない効果をもたらします。あなたも、ぜひ、いつか、こんな香りの文を、愛しい方に、偲ばせてみてはいかがでしょうか?

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