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2010年2月18日 (木)

龍馬の恋女房 おりょうが語る本音。

今年は、坂本龍馬が一躍、巷では“時の人”として再び浮かび上がってきているようで、テレビ番組はもちろん、CMや旅や本に至るまで、龍馬伝が全国津々浦々駆け巡っています。だから、昔読んだ司馬遼太郎の本「竜馬がゆく」をまた読みたいというのではなく、まだ誰も語らなかった、いえ、あまり表舞台にでなかった、龍馬の妻、おりょうさんの目から見た素顔の龍馬を知りたくなり、この著書「わが夫 坂本龍馬 おりょう聞書き」を紐解いてみました。

わが夫 坂本龍馬 おりょう聞書き (朝日新書)

買ったきっかけ:
おりょうが語った素顔の龍馬を知りたくなり、昨年暮れに発行されたばかりのタイムリーな本でしたから、ブームに乗り、読み飛ばす勢いで図書館で借りました。

感想:
史実とはひと味違う、おりょう聞書きの面白いエピソードが満載。これまでに出した回顧録をわかりやすくまとめてあるので読みやすいが、雑学程度で知識にはならない。

おすすめポイント:
素直におりょうの独断で語る龍馬ですが、これを全て真に受けるのは早合点。聞きかじるように読むと、どこから読んでも味のある内容です。

わが夫 坂本龍馬 おりょう聞書き (朝日新書)

著者:一坂 太郎

わが夫 坂本龍馬 おりょう聞書き (朝日新書)

龍馬は、故郷、土佐の姉、お乙女にあてた手紙の中で、おりょう(お龍)のことを「まことにおもしろき女」とし、紹介しています。きっと、常識では計り知れないほどの度胸と、愛嬌のあったおなごだったのでしょう。それでなくては、幕末という動乱に生きた龍馬の恋女房は務まりますまい(笑)。

この著をまとめた一坂太郎氏によれば、終わりにこう書いています。

『後世に都合よく祭り上げられ、政治家先生に尊敬されたりもする英雄や偉人とは違う、等身大の龍馬とおりょうがここにはいる。いかがわしく、危険で魅力的な不良カップルだ。善とか悪とかではなく、時代に逆らうことでしか、自分の位置を確かめられなかった、はみ出し者たちである。しかし、だからこそ変革のエネルギーになったのだと、おりょうの回顧談を繰り返し読みながらつくづく考えさせられた。』と・・・。

なるほど、反骨精神をもたない柔な日本人が多くなったことは事実であるが、皆が皆、龍馬やおりょうみたいだったら、それもまた、うるさくて仕方ないようにも思えて笑えてきました。しかし、憧れは、ありますね。もしも、私がおりょうならば・・・寺田屋騒動のように、お風呂から裸のまま駆け上がり龍馬の命を救う機転をきかせられたでありましょうか?云、私を知る人は、在り得ると言い切るかもしれませんが(笑)。そうやって紐解いていくと、まっことこの本は、おもしろいでヨ。

最後に、この二人が詠んだという歌がありました。長月瞑としては詩心に響く箇所をみつけたので、少しご披露しておきます。

伏見で江戸へ出立つの時に、龍馬が詠んだ歌。↓

“又あふと思ふ心をしるべにて
      道なき世にも出づる旅かな”

伏見の騒動の当時詠んで龍馬に見せたおりょうの歌。↓

“思ひきや宇治の河瀬の末つひに
         君と伏見の月を見むとは”

龍馬の都都逸(どどいつ)も、おりょうさんが披露してくれた。

とんとんと登る梯子の真ん中程で、国を去って 薩摩同志(龍馬のこと)。楼に上がる貧乏の春(おりょうのこと)、辛抱しやんせと目に涙。

いやはや、艶っぽい、ご両人です。歌を詠みあう、平安の昔から粋な男と女。まこっと日本人は、こうでなくていけますまいに。

この聞書きは、おりょうの回顧録である「反魂香(はんごんこう)」を元に、現代人にわかりやすくまとめたものでしたが、「反魂香」とは、何ぞや?という疑問がにわかに沸き起こりました。
※もとは中国の故事にあるもので、反魂香、返魂香(はんこんこう、はんごんこう)は、焚くとその煙の中に死者が現れるという伝説上の香。

またまた、空恐ろしい言葉を、おりょうさんは使われます。この伝説上の香については、また、別のマイブログ(aroma)でしたためたいと存じます。乞うご期待を!長月瞑デシタ。

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