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2010年5月15日 (土)

我が母校の書道部に、感謝!!

今日、2010年5月15日(土)全国公開となった話題の映画『書道ガールズ!!』 http://wwws.warnerbros.co.jp/shodo-girls/の初日に、やもたてもたまらず、観に行って来ました!!もう、あきません。涙が出て、たまらない。映画のロケ地の、故郷の紙工場の煙突が映るだけで、涙腺がゆるみ、タイムマシーンに乗って、高校生の私に、一気に戻ったような不思議な体感をしました。

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ここで、あらすじを説明すると、ネタばれになりますし、これから観る方の感動を奪うことにもなりかねないので、あえてストーリーや結末は話しません。が、昔の私に戻って、感動したこと。今の私が観て、反省したこと。17歳のワタシと、現在の私に、なって心模様をつづりたいと想います。

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その前に、ここが私の母校。 http://ehm-mishima-h.esnet.ed.jp/この愛媛県立三島高等学校の書道部の後輩女学生たちが、実際に書道パフォーマンスで、紙の町を活気づけたい!というアクションが、波紋をなげかけ、遂には、映画化されたという夢のような現実を、あなたにも体感してほしいから、ぜひぜひ映画観てくださいね。学校名は、四国中央高等学校と映画ではなっています。数年前に、合併で伊予三島市は、四国中央市に改名されたので、映画ではその市名がそのまま学校名になっています。映画での校舎は実際の母校ではありません。それにしてもこの映画になった町に生まれ、育った幼き日々から高校時代まで。あの当時の愛媛県伊予三島市(現・四国中央市)に私が生きてきたことに、感謝です。私が感じてこれなかったことや、大人になって、改めて、故郷のありがたさが甦ってきたことなど。もう、いまでは、両親も他界し、生まれ育った商店街のお店も潰れ、想いだしたくもないはずだったあの街並みなのに。瀬戸内の凪の海岸線と、別子銅山のある山並みの緑と、紙工場の煙突がどこからも見える町の風景を、映画で語られてなかったことも交えて、ここで表現したいと想います。

17歳当時の私は、この町から早く都会に行きたい。そして、自分の夢である文章を書く仕事につくこと、そのためにも、この愛媛の温暖な田舎町から飛び立ちたいとばかり願っていました。実家は、以前このブログの扉のページでも書いたように、トミヤ洋品店という紳士服のお店を父が一代で起こして経営していました。が、その父も病に倒れ、入退院が続き、数年後には天国に旅立って逝くのですが…高校生の私はまだ知るよしもなく、自分のことだけ考えて生きていたような気がします。

映画では、主人公の里子(成海璃子さん)が、わたしの好きなものとして、この紙の町をとても愛しているのですが、それが当時の私にはありませんでした。正直に書くと、嫌いでした。なぜ、嫌いになったのかというと、私が小学校の頃から、日本では、光化学スモッグなど、公害という言葉が流行りだし、工場の煙や廃棄物やヘドロが公害となり、地球環境を破壊する悪玉のようなイメージで拡がっていました。ここ、紙の町、当時の伊予三島市や、隣接する川之江市も同様、製紙工場の煙突から出る煙は、パルプを燃やす独特の臭い匂いで、町を汚しているようにしか思えず、他府県から来た人たちからは、三島って、臭いよね。なんだか、嫌な匂いがするといわれ、育ったので、とてつもなく悪いイメージしか工場の煙突にはありませんでした。

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それが、今回、この映画を観ていくうちに、涙を流す度に、自分の心が浄化され、あの工場の煙突の存在が、あの煙までもが、故郷を象徴する、シンボルだと気づき、また、母校の書道部の後輩たちが、この廃れていく商店街を、倒産していく紙漉家内工場の職人たちに、活気をもたらすアクションを起こすのです。それが、書道パフォーマンスで町を元気にするってこと。なるほど、書道には、紙がかかせません。墨の黒さと、紙の白さ。しかも、手漉きの和紙は、墨汁をうまく吸い取り、味わいのある字を描いてくれる頼もしい相棒です。

書道で紙の町興し!! なんて、素晴らしい発想でしょうか。嬉しくなります。だから、ここで、私は、我が母校の書道部後輩たちに、心からの感謝を贈りたいのです。年を重ね、また両親を亡くし、瀬戸内海からは果てしなく遠い土地で暮らす私にって、故郷を誇らしく、また紙の町のあの煙突が懐かしく想い起こさせてくれたことに。そして、17歳のワタシと、現在の私。この二つの個人、『こ』と向かいあう、心の対話ができたことにも、感謝!! 心からの深い愛と、反省の日々の昔のワタシと、年齢を重ね、初めて見えてきた、ひたむきに生きる力には、凛とした煌きと、回りを巻き込む果てしないPowerを誕生させ、それがムーブメントになり、自分に還ってくる素晴らしさに、目覚めさせてくれた書の道、書道の底力にも、感謝です。

私がこの映画で、一番癒されたシーンとそのとき流れていた里子の詩のようなつぶやきのフレーズをここに披露して、この映画に関わった全ての人や故郷の自然にも、頭を下げたいです。

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私の好きなもの。

真っ青な空。海へと続く坂道。自転車のべダルを漕ぐ音。

町のどこにおっても見える、紙工場の煙突の煙。

そして……学校の行き帰りに聞こえてくる。紙漉きの音。

小さく静かに時を刻んでいく、町の大切な守り神。

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