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« 七夕の宵に捧ぐ・・・恋のカタチ。 | トップページ | 祝!一周年…長月の宵に、乾杯。 »

2010年8月27日 (金)

ラムネの想い出に、逝く夏を惜しむ。

ことしの夏は、異常なほど、酷暑つづきで、各地で最高気温や熱中症の話題がニュースになりましたね。京都の五山の送り火を終えたら、お盆も終わり。あとは、秋の気配を感じる日々。のはずが、残暑が未だにつづく、空気のねっとりした毎日です。日陰で涼風が吹いてくれたら、縁台を出して、横道で夕涼みをしたいな…。お父ちゃんが、寝そべっているから、起こしておいでと、台所から母の声が聴こえてきそう。そんな風に、私にとって、夏の風情は、亡き父との幼い頃の想い出に重なります。

これは、だいぶ前に書いた詩ですが、幼い頃の私が、亡くなった父の面影を偲んで、当時、まだ元気だった父と娘の日常を綴っています。父は、まったく、アルコールに弱く、よそのお父さんがビール瓶を1ケース箱で買っていた時に、ラムネをビール代わりに、1箱御用聞きに運ばせていたのが、父らしくって好きです。

そのくせ、お酒に弱いのに、綺麗な芸奴さんがいるお茶屋通いでは、母を泣かせたそうですが…私は、そんな父も大好きです。粋な大人の男の色気を、父に感じます。では、想い出の多き、「縁台」というタイトルの詩(童謡タッチ)、お届けします。逝く夏を惜しむかのように…。

※このブログをケータイでお読みの方へ…詩の文字(フォント)を明朝体にしたからか、ケータイなどモバイルではうまく変換できず、文字化けのようなソース文字が羅列するみたいですが、ゴメンなさい。weep気長に、下にスクロークしてくれたら、ちゃんと詩は現われ読めます。もちろん、PCやケータイのアプリソフトからは、支障なく表記されています。by May

 



  縁 台 

                      (亡き父、内田勇に捧げる)

 

夕餉の匂いがしてきたら

父さん 呼びに

わたしは走る

 

おもてに縁台持ち出して

夕涼み している

父さん 呼びに

わたしは走る

 

ステテコ いっちょの格好で

うちわ片手に パタパタパタ

あくびをしている

父さん 呼びに

わたしは走る

 

ラムネの瓶が 数本ころんで

からっぽのまま ビー玉ゆれて

ごろんと 横向き寝そべって

ウトウトしている

父さん 呼びに

わたしは走る


かとりせんこうの煙が揺れて

軒先のしずくが ポツンと ひとつ

ゴロゴロ鳴りそうで 近づけぬ

両手で押え 耳せんしてから


仏のような顔して寝てる

父さん 起こしに

泣き泣き走る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長月 瞑 平成6年9月20日 作

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