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2012年4月16日 (月)

魂の叫び! 草間彌生の“人間讃美”

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大阪・国立国際美術館で開催されていた『草間彌生 永遠の永遠の永遠』を、観賞したのが先月のことでした。同展は、巡回展なので、現在は、埼玉県立近代美術館に会場は移っていますが、今回の展覧会は、世界的な現代美術家として活躍する草間彌生の最新の創作活動に触れるチャンスだと想うので、まだご覧でない方は、ぜひとも会期中に、最寄りの会場に足を運んで欲しいと感じました。http://www.asahi.com/kusama/

むろん、彼女の創作活動は半世紀以上に渡り、水玉や網目模様の異色なオブジェや絵画が印象的ですが、NYで暮らした若き頃 の前衛的なパフォーマンスや創作品には、鬼才か、奇才か、甲乙つけがたい尋常でないアーチストでもありました。その彼女も、御年83歳を迎え、ご隠居さん どころか、益々、創作意欲を増して、色彩豊かな絵画シリーズ【わが永遠の魂】に挑みました。

さらには、【愛はとこしえ】の50点からなる連作には、モノク ロの世界というのも、不思議です。原色の派手なイメージしかなかったので、彼女の頭の中の構造は、奇々怪々で、誰も捉えられないぞ!と想えるほど、複雑で、どこか面白い。アートでキッチュな印象がかくれんぼしているようで、謎解きの絵画だなと想えます。

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今回の絵画シリーズで、私が気に入った作品は、『果てしない人間の一生』というアメーバ―のような色彩豊かな作品でした。水玉の作品群のオブジェは、撮影許可があったので、私のアロマのブログに掲載していますので、それも併せてご覧ください。http://mycreateur.exblog.jp/17827203/#17827203_1



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同展のテーマでもある ~永遠の永遠の永遠~ というタイトルで、草間彌生自身が、綴った挨拶のような、詩が、あります。赤い会場の壁にぽっかり丸い月が浮かんでいるようなタマゴ型にくりぬかれた白い壁に掲げていた言霊を、最後にご紹介して、いまの草間彌生の声をお届けしたいと想います。これは、メッセージ性のある挨拶でもあり、彼女の魂の叫びのような詩でもあります。現代に生きる世界的な現代芸術家の人間讃美をご堪能ください。

 


 

 永 遠 の 永 遠 の 永 遠



毎日、私をおそってくる死の恐れを克服するときは
私は命の限りの心をしづめて
芸術へのあこがれを見いだすのだった

人の世に生まれいでた時の感動が
私の人生を新しい創造のあらしをもって再生するのだった

地球の深々とした神秘のささやきが
いつも自殺しようとしていた私のうらぶれた命への救済をもって
私は死のあこがれと恐怖を追放して
華やいだ生命のかがやきにいつもめざめさせてくれたのだった

わたしは生きてゆくことに
生存のかがやきに
深く打たれ、心打たれ
人間の生命は永遠に回帰するのだという事を実感するときの喜び
私は死の憂鬱を乗り越えて
世界最高の芸術をもって
人間のすばらしさを求めていきたいと決意している毎日なのだ

私は生きたい、心の限りも
芸術にかがやいた火をつけて
命の限り、無限の生と死とかがやきをもって
200年も500年も生きながらえて
平和と人間愛の行く着く所への不滅の志をもって
命の限り、たたかっていきたい

そして、地球の人々に告ぐ
未来は原爆や戦争をやめて
かがやいた生命を
永遠の永遠の永遠に
私の精魂こめた芸術をぜひ見てほしい

あなたたちと一緒に宇宙にむかって
心から人間讃美をうたい上げよう


                            草 間  彌 生

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コメント

本日静岡でこの展覧会を拝見し、この「永遠の永遠の永遠」の詩を見て圧倒的な感動を覚えました。この詩をなんとか持ち帰りたいと思い、写真を撮ったら美術館のスタッフに止められてしまい、図録をかったら収録されていました。巷の政治家の言葉とは違いなんと心に響くことか・・・。
同じ思いで読まれた方がいると言う事だけで本当にうれしく思いました。

Dear せいちゃん

草間彌生さんの詩への熱き想いのコメント、ありがとうございます。
わざわざ、私の詩のブログを訪ねてくださったこのご縁も、きっと、
あなたの中の草間彌生の魂が、そうさせたのだと想います。
生きる!powerが漲るこの迫力ある言霊に、私もひれ伏し、手を合わせて拝みたくなりましたもの。本物は、それぐらい神々しいです。

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